セーフティリレーユニット SRB301ST(終了品)
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受注終了
終了時期
2021年03月31日
代替商品のご案内や終了商品の詳細につきましては、下記をご覧ください。
受注終了情報

■SCHMERSAL製品の取扱説明書・CADデータのダウンロードについて
2010年2月生産分よりSCHMERSAL社製安全機器商品の取扱説明書について、製品に同梱するのは英語、独語版のみとなりました。日本語を含めた他の言語の取扱説明書は、SCHMERSAL社のウェブサイトからダウンロードいただく形となります。
最新のCADデータにつきましても、SCHMERSAL社のウェブサイトからダウンロードいただけますようお願いいたします。
仕様
種類 | 制御カテゴリ4 | |
---|---|---|
型式名 | SRB301ST | |
規格 | EN ISO 13849-1 (カテゴリ4, PLe) 、IEC 61508 (SIL3) 、IEC/EN 60204-1、EN 60947-5-1 | |
制御カテゴリ | 4まで対応可能 | |
電源電圧 | 24V DC +20-15 %、24V AC +10-15 % リップルP-P10%以下 | |
消費電力 | 2.0W以下 (24V DC時) 、4.9VA以下 (24V AC時) | |
周波数域 | 50/60Hz (AC電源使用時) | |
ヒューズ定格 | 内蔵電子ヒューズ (ハイブリッドヒューズ) • 遮断電流0.5A以上、0.05A以上 (S11-S21) 、電源遮断でリセット | |
入力 | NC接点2入力またはPNPトランジスタ2入力 (注1) (S11-S12、S21-S22) | |
定常電流 / 電圧 | 10mA/24V DC (S11-S12、S21-S22) | |
入力端子間の許容抵抗値 | 40Ω以下 | |
安全出力(注2) | NO接点×3 (13-14、23-24、33-34) | |
使用カテゴリ | AC-15、DC-13 (IEC 60947-5-1) | |
定格動作電流 (Ie) / 定格動作電圧 (Ue) | 8A/230V AC 抵抗負荷にて (誘導負荷の場合は接点保護時) (注3) AC-15:6A/230V AC、DC-13:6A/24V DC (注3) | |
最小開閉容量 | 10mA/10V | |
接点材質 / 接点 | 銀酸化すず (AgSnO) / セルフクリーニング、強制ガイド式 | |
接点接触抵抗 | 100mΩ以下 (初期値) | |
接点保護ヒューズ定格 | 8A (スローブローヒューズ) | |
機械的寿命 | 1,000万回 | |
動作時間 | Typ. 100ms(自動リセット)、Typ. 15ms(手動リセット) | |
応答時間 (復帰時間) | Typ. 25ms/32ms以下(電源異常時は100ms以下) | |
補助出力 | NC接点×1 (41-42) | |
開閉容量 | 2A/24V DC | |
接点保護ヒューズ定格 | 2A (スローブローヒューズ) | |
表 示 灯 | 電源表示灯 (UB) | 緑色LED (電源投入時点灯) |
内部回路動作表示灯 (Ui) | 緑色LED (電源投入時、かつ内蔵ヒューズ正常時点灯) | |
K1リレー動作表示灯 (K1) | 緑色LED [K1リレー動作 (閉) 時点灯] | |
K2リレー動作表示灯 (K2) | 緑色LED [K2リレー動作 (閉) 時点灯] | |
交差短絡監視機能表示灯(QS) | 緑色LED [交差短絡監視機能有効時点灯] | |
外部リレーモニタ機能 | 装備 | |
立ち下がりスイッチング機能 | 装備 (電源24V DC時のみ有効) | |
交差短絡監視機能 | 装備 | |
過電圧カテゴリ | III | |
空間距離 / 沿面距離 | 4kV / 2 [IEC 60664-1 (DIN VDE 0110-1) ] | |
汚損度 | 2 | |
耐 環 境 性 | 保護構造 | ケース:IP40、端子部:IP20 (IEC 60529) |
使用周囲温度 | -25~+60℃ (注3) 、保存時:-40~+85℃ | |
耐振動 | 10~55Hz 振幅0.35mm (IEC 60068-2-6) | |
ケース材質 | グラスファイバ強化熱可塑性樹脂 | |
接続方式 | 着脱式セルフアップビス端子 | |
配線ケーブル | 単線:0.25~2.5mm2、同径の線を2本接続する場合:0.25~1.5mm2 [より線またはフェルール (スリーブ) 端子含む] | |
取り付け | 35mm幅DINレールに適合 (IEC 60715) | |
端子部表示 | IEC 60947-1 | |
PFHD | 5.0×10-9/h (年間最大36,500開閉サイクルかつ最大60%負荷時) | |
使命時間 | 20年 | |
質量 | 本体質量:約240g、梱包質量:約290g |
(注1):2008年7月出荷分(バージョン2)よりPNPトランジスタ2入力に対応しています。
(注2):誘導負荷(例えばコンタクタ、リレーなど)を接続する際は、アークキラーなど適切な保護回路をご使用ください。
(注3):使用周囲温度が+45℃以上の環境下で使用する場合は、電流制限があるため「ディレーティング」の項をご参照ください。
寸法図
単位mm
SRB301ST
セーフティリレーユニット
配線・接続
・交差短絡監視機能の設定
交差短絡監視機能の有効/無効を前面カバー内のQSスイッチにより設定します。
(SRB301STのバージョン2より機能を追加)
QSスイッチを操作する前に本製品への、すべての電源を遮断します。
本製品の前面カバーを開けます。カバー上下の凹み部分にマイナスドライバを挿入して、少し持ち上げると開けることができます。
有効/無効の設定は、カバー内部のスライドスイッチを上下に移動させます。
出荷時はQS側に設定してあります。
- (a)
スイッチ凸部上側(位置=nQS)交差短絡監視機能無効:
1チャンネル式の接点出力または、PNP出力の機器の接続に適しています。 - (b)
スイッチ凸部下側(位置=QS)交差短絡監視機能有効:2チャンネル式の接点出力機器の接続に適しています。
電源再投入により設定した状態で動作します。
QSスイッチ
(ケース内、上面より)
交差短絡監視機能有効時は、交差短絡監視機能(QS)表示灯(緑色)が点灯します。
前面カバーの開け方
- QSスイッチを操作する前に必ず人体に帯電した静電気を除去してください。
・非常停止スイッチの配線例[1]
![非常停止スイッチの配線例[1]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic03.jpg?width=200&height=220&name=pic03.jpg)
1チャンネル式非常停止スイッチです。(EN ISO 13850/ISO 13850/IEC 60947-5-5に基づく)
非常停止回路の断線と地絡を検知します。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能無効(位置=nQS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ1、PLcに対応可能です。
・非常停止スイッチの配線例[2]
![非常停止スイッチの配線例[2]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic04.jpg?width=200&height=220&name=pic04.jpg)
2チャンネル式非常停止スイッチです。(EN ISO 13850/ISO 13850/IEC 60947-5-5に基づく)
非常停止回路の断線と地絡を検知します。
非常停止回路の交差短絡を検知しません。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能無効(位置=nQS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ4、PLe(配線を保護した場合)に対応可能です。
・非常停止スイッチの配線例[3]
![非常停止スイッチの配線例[3]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic05.jpg?width=200&height=220&name=pic05.jpg)
2チャンネル式非常停止スイッチです。(EN ISO 13850/ISO 13850/IEC 60947-5-5に基づく)
非常停止回路の断線と地絡を検知します。
非常停止回路の交差短絡を検知します。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能有効(位置=QS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ4、PLeに対応可能です。
・ドアスイッチの配線例[1]
![ドアスイッチの配線例[1]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic06.jpg?width=200&height=220&name=pic06.jpg)
1チャンネル防護扉監視機能、強制開離機構付ドアスイッチです。(ISO 14119に基づく)
扉監視回路の断線と地絡を検知します。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能無効(位置=nQS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ1、PLcに対応可能です。
・ドアスイッチの配線例[2]
![ドアスイッチの配線例[2]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic07.jpg?width=200&height=220&name=pic07.jpg)
2チャンネル防護扉監視機能、強制開離機構付ドアスイッチです。(ISO 14119に基づく)
扉監視回路の断線と地絡を検知します。
扉監視回路の交差短絡を検知しません。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能無効(位置=nQS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ4、PLe(配線を保護した場合)に対応可能です
・ドアスイッチの配線例[3]
![ドアスイッチの配線例[3]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic08.jpg?width=200&height=220&name=pic08.jpg)
2チャンネル防護扉監視機能、強制開離機構付ドアスイッチです。(ISO 14119に基づく)
扉監視回路の断線と地絡を検知します。
扉監視回路の交差短絡を検知します。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能有効(位置=QS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ4、PLeに対応可能です。
・PNPトランジスタ出力の配線例

2チャンネルPNPトランジスタ出力です。(IEC 61496-1に基づく)
制御回路の断線と地絡を検知します。
制御回路の交差短絡は検知しません。
前面カバー内のQSスイッチは、交差短絡監視機能無効(位置=nQS)の設定です。
ISO 13849-1に基づくカテゴリ4(出力の交差短絡監視をセンサ側にて行なった場合)、PLeに対応可能です。
・出力部の配線例[1]

1チャンネル制御です。
強制ガイド式リレーまたはコンタクタによる接点数の増設や、接点容量の増幅に適しています。
バックチェック回路:バックチェック回路が不要の場合は、S12-X3間を短絡します。
バックチェック回路とリセットボタンは直列に接続します。
・出力部の配線例[2]
![出力部の配線例[2]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic11.jpg?width=200&height=220&name=pic11.jpg)
2チャンネル制御です。
強制ガイド式リレーまたはコンタクタによる接点数の増設や、接点容量の増幅に適しています。
バックチェック回路:バックチェック回路が不要の場合は、S12-X3間を短絡します。
バックチェック回路とリセットボタンは直列に接続します。
![出力部の配線例[3]](https://test-jp.industry.panasonic.com/hs-fs/hubfs/pid-corp/products/fasys/sensor/safety/srb301st/wiring-connection/images/pic12.jpg?width=200&height=220&name=pic12.jpg)
2チャンネル制御です。
強制ガイド式リレーまたはコンタクタによる接点数の増設や、接点容量の増幅に適しています。
バックチェック回路:バックチェック回路が不要の場合は、S12-X3間を短絡します。
バックチェック回路とリセットボタンは直列に接続します。
・バックチェック回路配線上の注意

手動リセットを使用する場合、右図(a)のようにバックチェック回路をS12-X2間に接続します。本装置はリセットボタン(RESET)を押して離したときにリセットします。(立ち下がりスイッチング機能)。リセットボタン(RESET)には、モーメンタリ式のスイッチをご使用ください。リセットボタン(RESET)に異常が発生した場合は、再起動(リスタート)時にシステムが停止します。
自動リセットを使用する場合、右図(b)のようにバックチェック回路をS12-X3間に接続します。バックチェック回路が不要の場合は、S12-X3間を短絡します。
危険領域へのアクセスの可能性がある場合は、追加の保護方策を実施してください。
本製品を自動リセットで使用する場合は、非常停止後の再起動はIEC/EN 60204-1に基づき上位のシステムによって予防してください。
(予期しない起動の防止)
回路・接続
2チャンネル制御、2つのポジションスイッチ(内1つは強制開離機構NC接点)による防護扉監視の例
(注1):上図は手動リセットの場合です。自動リセットで使用する場合は、X2へ接続している配線をX3へ接続してください。
この場合、リセット(RESET)ボタンは不要です。
(注2):リセット(RESET)ボタンには、モーメンタリ式のスイッチをご使用ください。
- 配線図は、防護扉を閉めた状態(電圧未印加)を表しています。
- 出力部
強制ガイド式リレーまたはコンタクタによって、接点容量の増幅または接点数の増設が可能な2チャンネル制御です。 - 制御部は、監視回路の断線および地絡を検知します。
タイムチャート
手動リセット時 電源電圧:24V DC時(24V AC使用時は異なります。)
使用上のご注意
配線
- 配線用端子台へ配線する際の締め付けトルクは、0.6N・mとしてください。
- 配線作業は、必ず電源を切った状態で行なってください。
- 電源入力は、定格を超えないよう電源変動をご確認ください。
- 電源に市販のスイッチングレギュレータをご使用になる場合には、必ずフレームグランド(F.G.)端子を接地してください。
- 高圧線や動力線との並行配線や、同一配線管の使用は避けてください。誘導による誤動作の原因となります。
- 誤配線は内部回路を破損しますので電源投入前に配線をご確認ください。
- 本製品を取り付ける機械または制御盤は必ず接地してください。また、配線は接地された金属製の制御盤内で処理してください。
その他
- 本製品は、SCHMERSAL社製品です。
- 本製品は、工業環境に使用する目的で開発/製造された製品です。
- 本カタログに記載された内容は、製品の改良などのために予告なく変更することがあります。
- ユニットのかん合部には、安全シールが貼付されています。このシールを剥がしたり、破損した場合には、ユニット自体が安全機器としては認められません。ご注意ください。
- EMC指令、低電圧指令に適合した電源ユニットをご使用ください。
(欧州で使用する場合) - CLASS2対応の電源ユニットをご使用ください。(北米で使用する場合)
- 電源投入時の過渡的状態(約2s)を避けてご使用ください。
- 使用電源にサージが発生する場合は、発生源にサージアブソーバを接続してサージを吸収してください。
- 蒸気、ホコリ等の多い所や水、薬品等がかかるところ、腐食性ガス等の雰囲気での使用は避けてください。
- シンナーなどの有機溶剤や、水、油脂などがかからないようにご注意ください。
- 制御盤内で使用し、屋外では使用しないでください。
- 密閉された制御盤内での使用は、本製品の発熱により使用周囲温度の定格を超える可能性があります。放熱を考慮した制御盤内で使用してください。
ディレーティング
- 安全出力の定格動作電流(Ie)は、使用周囲温度により異なります。
- 安全出力の3出力分の合計電流のディレーティンググラフを示しています。
- 安全出力の1出力あたりの定格電流は、8Aです。
上記ディレーティンググラフを参考にして電流値を決定してください。